催眠カウンセリングを学びたい方を募集します。
当講習会では、精神科医として活動している代表・西村が専門として行っている催眠カウンセリングを学びます。
なぜ私が催眠カウンセリングを薦めるのかと言えば、普通のカウンセリングを施行するより催眠カウンセリングを行った方が症状の改善するスピードが速いと実感しているからです。これは、催眠を2,300セッション以上(2022年11月現在)行ってきた経験から言えます。
当然、通常の診療(カウンセリング)も効果はありますが、意識に働きかけることになるため、凝り固まった観念を持ったクライアントであればあるほど効果が弱くなってしまうのが欠点と言えるでしょう。
一方の催眠カウンセリングは、催眠状態に導入してからカウンセリングするので、カウンセラーの言葉がクライアントの無意識に入って行き、効果がより出やすいというのが最も大きな利点となります。
医療の国家資格の有無を問いませんが、講習会に参加する条件が3つあります。
①悩んでいる人を助けてあげたいという強い情熱を持っている。
②今まで習得してきた全てを伝授するため、許可なく講習会の内容(もしくは改変した内容)を、SNSを含めて他者に漏らしたりしないこと約束できる。
③講習会の参加者を仲間として尊重し、資格の有無や習熟の程度に関わらず、一緒になって励まし合いながら協調性を持ってやっていこうという意思がある。
この講習会は、不定期で行います。また、上記の条件3つが備わっていると考える参加者3名がそろわなければ開催しません。なお、応募者多数の場合は抽選となりますので、ご了承ください。
各講習会参加費(2日間合計・テキスト代・一日目の夕食代込み)
¥99,000(税込み)
*開催は広島市となります。会場につきましては、出席者のみメールでお知らせします。開催日時は公式Twitterにて掲載しますので、Twitterをフォローしてください。
催眠カウンセリング 導入編では、以下の流れで講習会を進めていく予定となっております(状況によって変更することがありますので、ご了承ください)。
①《座学》催眠のメカニズムの解説
エリクソン催眠を中心に、催眠のメカニズムを詳しく解説します。その中で、催眠現象の本質についても話しをしていきます。座学でしっかりと催眠のメカニズムとその本質を理解することで、催眠導入がスムーズに行えるようになりますし、応用力を養うことができます。
②《見学実習》講師による催眠誘導のデモンストレーション
催眠導入のテクニックには様々なものがあります。催眠カウンセリングにおいて可能な手法のみを紹介し、催眠導入のバリエーションを学習します。催眠導入のデモンストレーションを通して、さまざまなで催眠導入テクニックを知ることができ、幅広いクライアントに対応するために必要な知識を学んでいきます。
③《実習》受講者自身による催眠の体験
催眠と言えば、他者を催眠状態へと導入する事ばかりに注目を向けがちですが、催眠を上手に受けることこそ、他者をうまく催眠状態へと誘導する近道となります。そのため、実際に自分自身がしっかりと催眠状態へ入る体験をしていただきます。
④《座学》催眠導入のスクリプト解説
ここから他者催眠導入の訓練に入っていきます。クライアントを催眠導入するためのスクリプト(誘導文)を教授します。そのスクリプトの内容についても解説しながら、催眠の知識を深めていきます。
⑤《実習》受講者同士による催眠誘導訓練
当講習会では3人一組になって実習をしていきます。それぞれがセラピスト役・クライアント役・見学役となります。実習において、見取り稽古というのは非常に重要です。セラピストがどんなふうに催眠誘導をしているか、クライアントがどんな状態になっているかなど、第三者の視点で見なければわからないことがいっぱいあります。そのため、見学役になることは、催眠誘導をする・受けること以上に重要なポジションだと言えるでしょう。
⑥《実習》退行催眠への催眠誘導訓練
催眠の技法の中で、最もポピュラーなものの一つである、退行催眠の導入を学びます。時間的に余裕があれば、退行催眠の大まかな技法についても教授することがあります。
催眠カウンセリング 技法編では、以下の流れで講習会を進めていく予定となっております(状況によって変更することがありますので、ご了承ください)。
①《座学》実際の症例と技法の関係について学ぶ。
②《講義&実習》
A、退行催眠を活用したトラウマの治療
B、自律訓練を応用したパニック障害の治療
C、自我状態療法を用いた解離性障害の治療
D、壺イメージ療法を使った恐怖症の治療
当方がやっている催眠カウンセリングでは、無意識を活用した気づきの訓練をします。そのコツについて、お話をしていきます。
易を用いた戦略的催眠セッション
①《座学》『易経』および易占い解説
易を用いた戦略的催眠セッションとは、催眠セッションをする前に易占いを行うことで、クライアントが無意識レベルでどんな問題を抱えているかを推察し、どのような経過で推移して行くかなどを予測することができます。それを元にケースフォーミュレーションをして、催眠セッションをできるだけ良い形に導いていこうとするやり方です。
ただし、易を用いた戦略的催眠セッションをするためには、易占いを学んだ上で当意即妙の催眠セッションを行う必要があるため、講習を受けたからといってすぐできるものではありませんが、その基礎作りをしていきます。
ここでは、易占いの基礎と『易経』の六十四卦の解説を行います。
→この講座を受けることで、ある程度、易占いができるようになります。
②《座学》易を用いた戦略的催眠セッションのケースフォーミュレーション
実際の症例に基づき、どのように易を用いた戦略的催眠セッションのケースフォーミュレーションを行うのかを学びます。
→催眠のケースフォーミュレーションを学ぶことで、催眠技術の向上につながります。